御息災(読み)ごそくさい

精選版 日本国語大辞典 「御息災」の意味・読み・例文・類語

ご‐そくさい【御息災】

〘名〙 (形動) (「ご」は接頭語)
① 身にわざわいがなく、平穏無事でいらっしゃること。また、そのさま。
捷解新語(1676)一〇「とのさま御からうしゅ御そくさいそのいげまちかたまで、あいかわるぎ御ざなく候よし」
② のんきで物事に無頓着なこと。飾り気がなく鈍いが、丈夫であること。また、そのさま。
譬喩尽(1786)五「御息災(ゴソクサイ)唐名(からな)(つく)(わろ)

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デジタル大辞泉 「御息災」の意味・読み・例文・類語

ご‐そくさい【御息災】

[名・形動]
相手を敬って、その息災をいう語。「ご息災でお過ごしのことと存じ上げます」
飾りけはないが、丈夫であること。また、そのさま。
「何でもお値段が安くって、…―でさえあればいいしろものよ」〈万太郎春泥

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