御花畑・御花畠(読み)おはなばたけ

精選版 日本国語大辞典 「御花畑・御花畠」の意味・読み・例文・類語

お‐はなばたけ【御花畑・御花畠】

〘名〙
庭園などで草花を栽培してある所。はなばたけ。花園
浄瑠璃・最明寺殿百人上臈(1699)上「佐野の源左衛門常世が屋敷は花ずきの者の跡ぞとて、若君御花畑(バタケ)御休息所にたびてげり」
高山帯で広範囲にわたって高山植物が生い茂る場所。夏の三、四か月の短い期間にいっせいに開花するところからいう。白馬岳、八ケ岳、木曾駒ケ岳、大雪山などが有名。《季・夏》
太虗集(1924)〈島木赤彦〉燕嶽の上「よべ一夜(ひとよ)雲ありけらし山のうへのお花畑は露しとどなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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