精選版 日本国語大辞典 「御輿・神輿」の意味・読み・例文・類語
み‐こし【御輿・神輿】
〘名〙 (「み」は接頭語)
※栄花(1028‐92頃)鳥辺野「午時ばかりにぞ行幸ある。みこしより降りさせ給ふ程も心もとなく」
② 祭礼のときなど、神体または御霊代(みたましろ)が乗るとされる輿。形は四角形・六角形・八角形などで、屋根の中央に鳳凰(ほうおう)などを飾り、台に二本の棒を貫いて、これを大勢でかつぐ。おみこし。しんよ。《季・夏》
※高野本平家(13C前)一「十禅師の御輿(ミコシ)にも箭どもあまた射たてたり」
③ (「輿」を「腰」にかけて) 腰をいう。→みこしを上げる
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