微忠(読み)びちゅう

精選版 日本国語大辞典 「微忠」の意味・読み・例文・類語

び‐ちゅう【微忠】

〘名〙 少しの忠義。また、自分が忠義を尽くしたことを、へりくだっていう語。
本朝無題詩(1162‐64頃)二・賦牡丹花〈藤原通憲〉「蘭尽微忠花裏傑、菊嫌尊号草中王」
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉三「微忠(ビチウ)のほどは殿下にも能々知ろし召れつらん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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