微粒子日食(読み)びりゅうしにっしょく(英語表記)corpuscular eclipse

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「微粒子日食」の意味・わかりやすい解説

微粒子日食
びりゅうしにっしょく
corpuscular eclipse

日食太陽光線の遮蔽であるが,太陽からは光のほか荷電ないし中性素粒子および物質微粒子が放射されているので,それに関する日食を考えることができる。これを微粒子日食といい,通常は中性微粒子の日食について予報が出される。微粒子の速度は光の約 100分の1なのでその地球電離層への影響その他の現象は,光の日食よりかなり遅れて生じる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android