徳用(読み)とくゆう

精選版 日本国語大辞典 「徳用」の意味・読み・例文・類語

とく‐ゆう【徳用】

〘名〙
① 徳によって生ずる働き。功徳の力。
口伝鈔(1331)中「袈裟の徳用(トクユフ)をもて済生利物の願念をやはたすと存じて」

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デジタル大辞泉 「徳用」の意味・読み・例文・類語

とく‐よう【徳用/得用】

[名・形動]
値段のわりに利益のあること。安くて得なこと。また、そのさま。「―な(の)洗剤」「―品」
徳があり、応用の才を備えていること。
「汝は坐道場の―を備へたり」〈盛衰記・一〉
功徳くどくの力。とくゆう。
「今この経の―にて…竜女成仏」〈謡・海人
もうけ。利益。
一年に二千両づつ―がある」〈松翁道話・三〉
[類語]安い安値廉価安価安め割安格安低廉安直安上がり

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