徳聡(読み)とくそう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「徳聡」の解説

徳聡 とくそう

?-? 飛鳥(あすか)時代の僧。
鵤(いかるが)大寺(法隆寺)の法師。法隆寺蔵「金銅僧徳聡等造像記」(重文)に,片岡王(かたおかおう)寺(放光寺)の令弁,飛鳥寺弁聡とともに,父母の恩にむくいるため観音像をつくったとあり,裏面には,百済(くだら)王族である大原氏の出としるされている。銘文中の甲午年は,持統天皇8年(694)と推定されている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android