心を使う（読み）こころをつかう

精選版 日本国語大辞典

こころ【心】 を 使(つか)う

① 心を持つ。考えを起こす。心をいだく。

※竹取（９Ｃ末‐１０Ｃ初）「あひ戦はんとす共、かの国の人来なば、たけき心つかう人もよもあらじ」

※宇津保（970‐999頃）国譲上「名を立てんとて腹ぎたなき心つかう人もあらん」

② 気を配る。心配する。

※栄花（1028‐92頃）初花「故とのの何とありしかばかかるぞかしと、心をつかひしかばなどこそは、世にも言ひ思はめ」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

心こころを使つか・う

気を配る。心配する。心遣いをする。「来客への応対に―・う」

出典　小学館