心を起こす(読み)ココロヲオコス

デジタル大辞泉 「心を起こす」の意味・読み・例文・類語

こころこ・す

心を励ます。発奮する。
「いといみじく心苦しければ、―・して祈り聞こゆ」〈・若菜下〉
求道の心を起こす。発心ほっしんする。
「―・して、やがてかしらおろして」〈今鏡・九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心を起こす」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 を 起(お)こす

精神を奮い起こす。心を励ます。気をとりなおす。
※能因本枕(10C終)三〇八「いみじき心ををこしてまゐりたるに、河の音などのおそろしきに呉階をのぼり困じて」
発心(ほっしん)する。信仰心を起こす。
※観智院本三宝絵(984)上「心を発す物は多かれど、仏に成るは希らなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android