忍海色夫古娘(読み)おしぬみのしこぶこのいらつめ

朝日日本歴史人物事典 「忍海色夫古娘」の解説

忍海色夫古娘

生年生没年不詳
天智天皇の宮人。忍海造小竜の娘。忍海造氏は雑工品部忍海部の伴造で,一族有力者は出ていない。小豪族出身の女官として天智後宮に勤め,天智の寵を得て大江皇女(のち天武天皇妃)を,次いで斉明3(657)年に川島皇子を生み,また泉皇女(のち伊勢斎宮)を生んだ。

(梅村恵子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「忍海色夫古娘」の解説

忍海色夫古娘 おしぬみの-しこぶこのいらつめ

?-? 飛鳥(あすか)時代の女官。
天智(てんじ)天皇との間に大江皇女,川島皇子,泉皇女を生んだ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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