志学(読み)シガク

デジタル大辞泉 「志学」の意味・読み・例文・類語

し‐がく【志学】

学問に志すこと。
《「論語」為政の「吾十有五にして学に志す」から》15歳のこと。
[類語]破瓜弱冠而立不惑知命耳順華甲還暦古希致仕喜寿傘寿半寿米寿卒寿白寿茶寿皇寿厄年

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「志学」の意味・読み・例文・類語

し‐がく【志学】

〘名〙
① 学問にこころざすこと。
蔭凉軒日録‐長享元年(1487)七月二七日「愚乃手之告諸徒曰、古林志学者無老少皆写此一本、以為造文之捷径。今丁衰世上何也。学之衰可知耳」 〔宋書‐臧燾伝〕
② (「論語‐為政」の「吾十有五而志于学」の文から) 一五歳をいう。
三教指帰(797頃)上「余年志学、就外氏阿二千石文学舅、伏膺鑽仰」
太平記(14C後)一「志学(シガク)の歳の始より、六義の道に長じさせ給へり」 〔陶潜‐責子詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

故事成語を知る辞典 「志学」の解説

志学

一五歳の異称

[使用例] あなた様はちょうどその志学のお年頃でございましょう、ところが私なんぞは三十にして立たず、四十にして腰が抜けというところなんでございます[中里介山大菩薩峠|1913~41]

[由来] 「論語―為政」に出て来る、「吾十有五にして学を志す(私は一五歳のときに、学問の道に進もうと心を決めた)」という孔子のことばから。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

普及版 字通 「志学」の読み・字形・画数・意味

【志学】しがく

学問に志す。十五歳。〔論語、為政〕子曰く、吾(われ)十五にして學に志し、三十にして立つ。

字通「志」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android