応募者利回り(読み)オウボシャリマワリ

デジタル大辞泉 「応募者利回り」の意味・読み・例文・類語

おうぼしゃ‐りまわり〔‐リまはり〕【応募者利回り】

新規発行の債券発行価格で購入し、償還まで保有した場合の利回り

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百科事典マイペディア 「応募者利回り」の意味・わかりやすい解説

応募者利回り【おうぼしゃりまわり】

新規発行債券を発行価格で買い最終償還期限まで保有したときの利回り。換言すれば確定利付証券に応募した者の利回り。発行価格が額面価格より安い場合,券面上の年利である表面利率償還差益の利回りを加えたものを発行価格で除して計算する(これを最終利回りという)。→発行者利回り

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世界大百科事典(旧版)内の応募者利回りの言及

【利回り】より

…また株式は額面価格と市場価格が異なることが普通であるので,配当の市場価格に対する比率を株式利回りと呼び,金利相当概念として用いる。【落合 仁司】(1)公社債利回り 公社債から得られる1年間の収益を買入価格で割って求められる応募者利回りと,発行者が支払利息,発行差金または償還差金および諸費用などの発行コスト総額を手取り発行額で割って求められる発行者利回りとがある。応募者利回りには償還差損益を計算に入れない直接利回りと,これをも含めた最終利回りがあるが,一般には後者が用いられる。…

※「応募者利回り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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