応答変位法(読み)おうとうへんいほう

世界大百科事典(旧版)内の応答変位法の言及

【耐震構造】より

… 70年ころからは,沈埋トンネル,石油パイプラインなどの建設に関連し,地中線状構造物の耐震構造化が問題となった。これらの構造物は地上構造物と異なり,地震によって地盤に生ずる相対変位に大きな影響を受けることから,応答変位法と呼ばれる耐震計算法が用いられ,この考え方はその後水道・ガス管などの地下埋設管の耐震解析に受け継がれている。 従来,土木工学の分野における地震工学は,重要土木構造物の耐震構造化をおもな対象として発達してきたが,最近ではさらに広く都市地震防災を考える立場から,ライフラインと総称される電気,ガス,上下水道,交通,通信などの都市供給処理施設の耐震問題が脚光を浴びており,とくに78年の宮城県沖地震による仙台市の被災以後,多方面で検討が続けられている。…

※「応答変位法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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