怖気を震う(読み)オゾケヲフルウ

デジタル大辞泉 「怖気を震う」の意味・読み・例文・類語

怖気おぞけふる・う

恐ろしさに身ぶるいをする。非常に恐ろしく思う。
「―・って立竦たちすくむと涼しさが身に染みて」〈鏡花高野聖

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「怖気を震う」の意味・読み・例文・類語

おじけ【怖気】 を 震(ふる)

こわくて、からだがふるえる。恐怖感をおこす。
※銀の匙(1913‐15)〈中勘助〉前「怖じけをふるって誰ひとり彼のそばへよる者はなかったのに」

おぞけ【怖気】 を 震(ふる)

恐ろしさやいとわしさから、体が震える。
洒落本野路の多和言(1778)「ありがたやおそろしやとおぞ毛をふるわす山かいてう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android