思議(読み)しぎ

精選版 日本国語大辞典 「思議」の意味・読み・例文・類語

し‐ぎ【思議】

〘名〙 あれこれ考えをめぐらすこと。また、その考え。
霊異記(810‐824)中「乞者思議すらく、窃に逃るるに如か不とおもふ」
福翁百話(1897)〈福沢諭吉〉一「思議(シギ)す可らざるを思議(シギ)し想像すれば、唯ますます人智の薄弱なるを発明するのみ」

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デジタル大辞泉 「思議」の意味・読み・例文・類語

し‐ぎ【思議】

[名](スル)あれこれ思いはかること。考えをめぐらすこと。
重吉自分には―すべからざる一種の感に打たれて」〈柳浪河内屋

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普及版 字通 「思議」の読み・字形・画数・意味

【思議】しぎ

考える。

字通「思」の項目を見る

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