急性横断性脊髄炎(読み)きゅうせいおうだんせいせきずいえん

世界大百科事典(旧版)内の急性横断性脊髄炎の言及

【脊髄炎】より

…脊髄の炎症性疾患が脊髄炎であるが,必ずしも炎症に限らず,血管障害,圧迫,アレルギー,中毒などによる同様症状のものも脊髄炎と呼ばれることが多い(厳密には炎症以外によるものは脊髄炎というべきではなく,脊髄症,ミエロパシーmyelopathyと呼ばれるべきである)。 急性のものは急性横断性脊髄炎となることが多く,急性に発症,数時間から2~3日で両下肢麻痺,下半身の知覚障害および膀胱・直腸障害を呈する。視神経炎を伴う場合はデビック病Devic’s diseaseと呼ばれ,多発性硬化症の一型である。…

※「急性横断性脊髄炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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