急性横紋筋融解症(読み)きゅうせいおうもんきんゆうかいしょう

家庭医学館 「急性横紋筋融解症」の解説

きゅうせいおうもんきんゆうかいしょう【急性横紋筋融解症】

 筋肉が崩壊すると、筋肉に含まれるミオグロビンが尿に出てくるので、ミオグロビン尿症(にょうしょう)ともいいます。
 原因不明(特発性)の場合は、運動負荷後におこる型と非運動負荷型に分けられます。代謝性ミオパチーでは、糖原病(とうげんびょう)やミトコンドリアミオパチーにもみられます。外傷による型もあります。
 血清CK(クレアチンキナーゼ)は1mℓあたり数万から10万単位にも上昇し、腎不全(じんふぜん)を合併することもあります。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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