恩納ナベ(読み)おんなナベ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「恩納ナベ」の意味・わかりやすい解説

恩納ナベ
おんなナベ

1726年頃在世の琉球の女流歌人,遊女。「うんななび」ともいう。沖縄本島中部,恩納の農家マッコー屋に生まれたという。愛人の姿を隠す山を押しのけたいとうたう恋歌男女の夜の野遊びの禁令に挑む歌など,迫力のある,明るい情熱的な琉歌を残した。よく『万葉集』の柿本人麻呂に比べられる。

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