息を吐く(読み)いきをつく

精選版 日本国語大辞典 「息を吐く」の意味・読み・例文・類語

いき【息】 を 吐(つ)

① 大きく呼吸する。ためていた息をはき出す。
花鏡(1424)比判之事「見物の人の目、心を休めて、隙をあらせ、息をつかせて、面白き所を静かに見すれば」
② ひと休みする。また、緊張や苦しみから解放されて、ひと安心する。ほっとする。
咄本・昨日は今日の物語(1614‐24)下「されば、是にて少はらをぬくめていきをつく」
③ 生きて行く。また、生活する。
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉前「如何(どう)にかコウにか呼吸(イキ)を続(ツ)いて居ると云ふ始末でやすが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「息を吐く」の意味・読み・例文・類語

いき・く

ためていた息をはく。大きく呼吸をする。
苦しみや緊張から解放される。ほっとする。「多忙で―・く暇もない」
[類語]休む休らういこくつろぐ休息する休憩する一休みする小休止する少憩する一服する一息入れる・骨休めする休養するリラックス吹っ切れるほっとする肩の荷が下りる重荷を下ろす愁眉を開く眉を開く溜飲が下がる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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