惨慄（読み）さんりつ

精選版 日本国語大辞典

さん‐りつ【惨慄】

〘名〙 残酷な様子や寒さで身ぶるいすること。ぞっとするほど恐ろしい、または寒いこと。ものすごいこと。

※菅家文草（900頃）一・秋風詞「蕭条為_二教令_一、惨懍混_二雌雄_一」

※航米日録（1860）六「昨日の風雨にて此難に逢ひしならん。是を見る者覚へず惨慄す」 〔楚辞‐九懐・思忠〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

さん‐りつ【惨慄】

［名］(スル)むごたらしさに身震いすること。恐ろしさにぞっとすること。

出典　小学館

普及版 字通

【惨慄】さんりつ

いたましい。また、寒気がきびしい。〔文選、古詩十九首、十七〕孟、氣至る　北風何ぞ慘慄たる

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出典　平凡社「普及版 字通」