愁嘆場(読み)シュウタンバ

デジタル大辞泉 「愁嘆場」の意味・読み・例文・類語

しゅうたん‐ば〔シウタン‐〕【愁嘆場】

芝居で、登場人物が嘆き悲しむ所作のある場面。転じて、実生活上の悲劇的な局面にもいう。愁嘆。「愁嘆場を演じる」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「愁嘆場」の意味・わかりやすい解説

愁嘆場
しゅうたんば

浄瑠璃歌舞伎の一局面。悲嘆の涙を流す悲劇的場面をいう。親子夫婦,主従間の生別,死別の場面が多い。浄瑠璃では3段目の切 (→三の切 ) に多く,重要な場として,太夫役者も力を入れて演じる。これから転じて一般用語ともなった。

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