感湿抵抗体(読み)かんしつていこうたい(英語表記)moisture sensitive resistance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「感湿抵抗体」の意味・わかりやすい解説

感湿抵抗体
かんしつていこうたい
moisture sensitive resistance

湿度 (つまり空気中の水蒸気の量) に応じて電気抵抗率の変化する抵抗体,半導体。抵抗体の表面に水蒸気が吸着することにより電子供与吸引が起り,抵抗率が変化することを利用したもの。塩化リチウムやセレン蒸着膜など,電解質絶縁性基板に塗着したものが多く用いられている。湿度計の小型化が可能になったが,湿度の全領域 (0~100%) を検出できる万能のものはない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android