慈恵(読み)じけい

精選版 日本国語大辞典 「慈恵」の意味・読み・例文・類語

じ‐けい【慈恵】

〘名〙 慈愛の心をもって他に施すこと。
太平記(14C後)四「我会稽の囲みに逢ひし時已に罰せらるべかりしを、今に命助け置れて天下の赦を待事、偏に君王慈慧(ジケイ)の厚恩也」 〔礼記内則

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デジタル大辞泉 「慈恵」の意味・読み・例文・類語

じ‐けい【慈恵】

慈愛の心をもって他に恵みを施すこと。また、その恵み。

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普及版 字通 「慈恵」の読み・字形・画数・意味

【慈恵】じけい

めぐみいつくしむ。〔礼記、内則〕異(特)に孺子の室を宮中に爲(つく)り、母と可なるを擇び、必ず其の惠、良恭にして、愼みて言寡(すく)なきを求めて、子の師爲(た)らしむ。

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