慢性頭痛(読み)マンセイズツウ

デジタル大辞泉 「慢性頭痛」の意味・読み・例文・類語

まんせい‐ずつう〔‐ヅツウ〕【慢性頭痛】

長期にわたって繰り返し起こる頭痛で、原因が明確でないもの。偏頭痛群発頭痛緊張型頭痛などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「慢性頭痛」の意味・わかりやすい解説

慢性頭痛
まんせいずつう

明らかな異常や基礎疾患などが認められない一次性頭痛で、長く慢性的に一定周期で繰り返すもの。機能性頭痛ともいう。緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛に大別され、慢性頭痛患者大半は緊張型頭痛に分類される。日本の大規模疫学調査によると、慢性頭痛を有する人は約4000万人と推定されている。症状には個人差があり、痛みの程度もさまざまである。日本頭痛学会は「慢性頭痛の診療ガイドライン」を発表しており、その2013年版(平成25)を一般市民(患者)向けに再編集した「慢性頭痛の診療ガイドライン 市民版」も作成されている。

[編集部 2017年4月18日]

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