慶俊(2)(読み)きょうしゅん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「慶俊(2)」の解説

慶俊(2) きょうしゅん

?-? 朝鮮の製紙技術者。
豊臣秀吉朝鮮出兵のさい加藤清正に連れられて来日。肥後芋生(いもう)川原谷(かわはらたに)(熊本県鹿北(かほく)町)で和紙の生産に従事した。子孫技法をうけつぎ,熊本藩の御用紙漉(かみすき)として保護され,近隣にひろまり,芋生(川原)紙とよばれる。弟の道慶は,木葉村浦田谷(玉東(ぎょくとう)町)にすみ,浦田紙の祖となった。名は慶春とも。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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