憶念(読み)オクネン(英語表記)smṛti

デジタル大辞泉 「憶念」の意味・読み・例文・類語

おく‐ねん【憶念/臆念】

深く思い、絶えず忘れないこと。また、その思い、執念
「霊あらはれたり。殊には讃岐院の御霊、宇治悪左府の―」〈平家・三〉

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「憶念」の意味・わかりやすい解説

憶念
おくねん
smṛti

仏教用語。記憶して心にとどめておくこと。浄土教では阿弥陀仏を常に心に銘記して忘れないという意味に用いている。親鸞は特に憶念と真実の信心とを同一のものとみなしている。

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普及版 字通 「憶念」の読み・字形・画数・意味

【憶念】おくねん

記憶する。

字通「憶」の項目を見る

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