戯ればむ(読み)ザレバム

デジタル大辞泉 「戯ればむ」の意味・読み・例文・類語

ざれ‐ば・む【戯ればむ】

[動マ四]
気がきいている。しゃれている。風流めく。
「―・みたるが、まだ造りさしたる所なれば」〈東屋
物慣れたようすをする。しゃれたまねをする。
「世の中をまだ思ひ知らぬほどよりは、―・みたる方にて」〈空蝉
ふざける。たわむれる。
寝汚いぎたなき夜と―・みて、何め笑ふ」〈浮・万金丹・五〉

あざれ‐ば・む【戯ればむ】

[動マ四]ふざけているような態度をとる。好色めいたふるまいをする。
「例は、かやうに長居して―・みたる気色けしきも見え給はぬを」〈夕霧

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android