所へ持って来て(読み)ところへもってきて

精選版 日本国語大辞典 「所へ持って来て」の意味・読み・例文・類語

ところ【所】 へ 持(も)って来(き)

ある事柄にさらに他の事柄が加わる意を表わす。
洒落本・角雞卵(1784か)後夜の手管「おめへ達がここいらへ遊びにきて大風(おおふう)をきめる所へもってきて、こんな事をいったから」
蓼喰ふ虫(1928‐29)〈谷崎潤一郎一一「冷えるところへ持って来て、酒が這入ったもんだから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「所へ持って来て」の意味・読み・例文・類語

ところって

ある事に加えて、また別の事が起こる意を表す。「風邪をひいた所へ持って来て足まで挫いてしまった」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android