所司(日本史)(読み)しょし

百科事典マイペディア 「所司(日本史)」の意味・わかりやすい解説

所司(日本史)【しょし】

(1)鎌倉幕府の職名。侍所(さむらいどころ)・小侍所の次官で,別当を補佐する。北条氏執権として別当の地位を独占するようになると,長崎氏が所司を世襲した。(2)室町幕府の職名。侍所の長官である頭人(とうにん)のこと。管領(かんれい)に次ぐ重要な職で,山名赤松一色京極各氏交代で務め,四職(ししき)といわれた。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android