手てんごう(読み)ててんごう

精選版 日本国語大辞典 「手てんごう」の意味・読み・例文・類語

て‐てんごう ‥てんがう【手てんごう】

〘名〙
① 手でするいたずら手先のいたずら。手なぐさみ。手遊び
浮世草子・浮世栄花一代男(1693)二「手てんがうの外は何の事もなく」
他人動作をあざけっていう語。
浄瑠璃極彩色娘扇(1760)七「そこのけそこのけ(イヤ此九郎次が通すまい)ヤア手転業(てテンゴウ)と引のくる」
博打(ばくち)のこと。
洒落本・粋宇瑠璃(1785)三「口すぎと慰かねての手てんがう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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