手一合(読み)ていちごう

精選版 日本国語大辞典 「手一合」の意味・読み・例文・類語

て‐いちごう ‥イチガフ【手一合】

〘名〙 両手ひとすくいした、約一合の米。転じて、約一合の米。また、少量の米。
慶長見聞集(1614)六「しゃばよりあとふる手壱合の食を」

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デジタル大辞泉 「手一合」の意味・読み・例文・類語

て‐いちごう〔‐イチガフ〕【手一合】

両手ですくった約1合(0.18リットル)の米。少ない量のたとえ。
「秋は自づから実入りて、―にあまるを」〈浮・永代蔵・五〉

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