手技(読み)しゅぎ

精選版 日本国語大辞典 「手技」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ぎ【手技】

〘名〙 手でするわざ。てわざ。手仕事
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉三「仏国工芸は、全く之に反し、華麗繊細なる手技に於て独歩なり」 〔漢書‐張安世伝〕

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デジタル大辞泉 「手技」の意味・読み・例文・類語

て‐わざ【手技】

柔道で、主に腕や手先の働きによって相手を投げ倒す技。

しゅ‐ぎ【手技】

編物マッサージなど、手でするわざ。てわざ。

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普及版 字通 「手技」の読み・字形・画数・意味

【手技】しゆぎ

手のわざ。手工。〔漢書、張安世伝〕安世、侯爲(た)り、、然れども身に弋(よくてい)(黒の粗服)を衣(き)、夫人は自ら紡績す。家七百人、皆手技りて事を作(な)し、業を治む。

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世界大百科事典(旧版)内の手技の言及

【柔道】より

… (1)投げ技 相手を投げ落としたり,投げ倒したりする技のことで,立ったままの姿勢で投げる立技(たちわざ)と自分の身体を倒して捨てながら投げる捨身技とがある。立技には,主として力の働く部位の違いによって,手を主に働かす手技,腰を主に働かす腰技,足を主に働かす足技の三つに分けられる。捨身技は,身体の捨て方の違いによって,真後ろに身体を捨てる真捨身技(ますてみわざ)と横の方へ身体を捨てる横捨身技との二つに分けられる。…

※「手技」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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