デジタル大辞泉 「手斧始め」の意味・読み・例文・類語 ちょうな‐はじめ〔てうな‐〕【▽手×斧始め】 1 家の建築に際し、大工が仕事を始める日に行う儀礼。木造こづくり始め。斧おの始め。2 正月に大工が行う仕事始めの行事。《季 新年》 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「手斧始め」の意味・わかりやすい解説 手斧始めちょうなはじめ 昔は正月5日、大工が内侍所(ないしどころ)の前で手斧の使い初めを行ったことをいい、いまも島根県日御碕(ひのみさき)神社や物部(もののべ)神社では正月の神事として行っている。この儀式が終わらないうちは、近隣の大工は仕事にとりかからないという。新築工事に、大工が着手するときの儀礼をさす所もある。岐阜県北部地方では大黒柱などのたいせつな柱に墨を打つ程度で、あとは祝宴を行っている。[鎌田久子][参照項目] | 建築儀礼 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例