手束弓(読み)タツカユミ

デジタル大辞泉 「手束弓」の意味・読み・例文・類語

たつか‐ゆみ【手束弓】

手に握り持つ弓。たつかの弓。
「―手に取り持ちて朝狩あさがりに君は立たしぬ棚倉たなくらの野に」〈・四二五七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手束弓」の意味・読み・例文・類語

たつか‐ゆみ【手束弓】

〘名〙 手に握り持つ弓。たつかの弓。
万葉(8C後)一九・四二五七「手束弓(たつかゆみ)手に取り持ちて朝狩に君は立たしぬたなくらの野に」
散木奇歌集(1128頃)恋下「つくつくと思ひたむればたつかゆみかへる恨みをつるはへてする」

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