手械(読み)しゅかい

精選版 日本国語大辞典 「手械」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐かい【手械】

〘名〙 罪人などの手にはめて、自由にはたらかせないようにする刑具。てかせ。てかし。〔隋書‐刑法志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「手械」の読み・字形・画数・意味

【手械】しゆかい

手かせ。〔隋書、刑法志〕囚には竝びに械(かせ)を(つ)け、徒には竝びにく。~死罪將(まさ)に決せんとするときは、露車に乘り、三械をけ、壺手を加ふ。市に至りて手械び壺手をす。

字通「手」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「手械」の意味・わかりやすい解説

手械
てかせ

「手桎」「梏」とも書き,また「てかし」ともいった。律令制で,罪人の左右手首にはめて動作の自由を奪った木製の刑具。江戸時代には鉄製手鎖 (手錠) を用いた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「手械」の意味・わかりやすい解説

手械
てかせ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android