手玉に取る(読み)てだまにとる

精選版 日本国語大辞典 「手玉に取る」の意味・読み・例文・類語

てだま【手玉】 に 取(と)

手玉のように投げ上げてもてあそぶ。転じて、思いどおりにあやつる。翻弄する。
咄本・鼠の笑(1780)鶴吉「にっくきやつと、ぬき打に切かければ、つるきち、ひったくり、手だまにとる」
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉五「此奴等をなげつけるのは孩児(がき)を手玉(テダマ)にとるやうなもんだが」

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デジタル大辞泉 「手玉に取る」の意味・読み・例文・類語

手玉てだま・る

手玉をもてあそぶように、人を思いどおりにあやつる。「善良な人々を―・る詐欺師
[類語]手なずける操る御する丸め込むたらし込む懐柔する籠絡する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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