精選版 日本国語大辞典 「手窪」の意味・読み・例文・類語
て‐の‐くぼ【手窪】
〘名〙
※宗五大草紙(1528)大酒の時の事「肴を人の給候事、〈略〉手のくぼに受てふかくいただきてくふべし」
② 握り飯。また、手づかみで飯を食べること。正式でない食事のしかたをいう。
※日本行脚文集(1690)七「秉(いなづか)匊(ふたにぎり)にて、掌(テノクボ)ひとつも侍らずんなど」
※雑俳・川柳評万句合‐宝暦一一(1761)礼一「ぐし君も大目の時は手のくぼし」
③ かりそめの男女の交わり。
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