手簡(読み)シュカン

デジタル大辞泉 「手簡」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐かん【手簡/手×翰】

てがみ。書簡書状
[類語]手紙書簡書信書状書面紙面信書私信私書しょ一書手書親書書札しょさつ尺牘せきとく書牘しょとく雁書がんしょ雁信がんしん消息便りふみ玉章たまずさレター封書はがき絵はがき郵便

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「手簡」の読み・字形・画数・意味

【手簡】しゆかん

手紙の料紙。手紙。〔老学庵筆記、三〕淳煕の末、る。則ち士乃ち小紙の高さ四五寸、闊(ひろ)さ尺餘なるものを以て相ひ來し、之れを手と謂ふ。版は(ほとん)ど廢し、市中に賣る無し。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の手簡の言及

【手紙】より

…手紙は近世になって一般に用いられた用語で,本来文字としては,文,書,状,柬(かん),箋(せん),簡,牘,札,信などがあり,原義により微妙な異同があるが,これらの組合せで,現在流通している〈てがみ〉を指示する。手には,手習い(習字)のように,筆の跡,筆跡の意味もあり,また手みずからの意味を合わせて,手簡(しゆかん),手書(しゆしよ),あるいは真実吐露の意味,まこと,しるしをも示して,書信といい,ことさら私的内容を強調して私信ともいう。いずれも音信(おとずれ),たよりを意味し,故事より雅言として,鯉素(りそ),雁札(がんさつ)ともいう。…

※「手簡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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