打ち身(読み)うちみ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「打ち身」の意味・わかりやすい解説

打ち身
うちみ

打撲をはじめ、転倒衝突などによって強い鈍力を受けたとき、皮膚の下部組織にできる傷。打撲傷挫傷(ざしょう))の俗称。皮膚に損傷がなくても皮下脂肪筋肉などが挫滅(ざめつ)したり、血管が切れて腫(は)れ上がったりする皮下出血をみるほか、皮膚だけが皮下の組織と離れてしまったりする場合がある。また、料理では刺身をいい、とくにコイでは左側の身をいい、右側を引身(ひきみ)というのに対する。

[宇田敏彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android