扱う(読み)アツカウ

デジタル大辞泉 「扱う」の意味・読み・例文・類語

あつか・う〔あつかふ〕【扱う】

[動ワ五(ハ四)]
道具機械などを、使ったり操作したりする。取り扱う。「壊れやすいので丁寧に―・う」「旋盤を―・う」
物事をとりさばく。仕事として処理する。「事務を―・う」「輸入品を―・う店」
人をもてなす。世話をする。「大ぜいの客を―・う」
ある身分・役割・状態にあるものとして遇する。「大人として―・う」「欠席として―・う」
特に取り上げて問題にする。「環境問題を―・った番組」「新聞で大きく―・われる」
調停する。仲裁する。「けんかを―・う」
看護する。
病者のことを思う給へ―・ひ侍るほどに」〈夕顔
持て余す。処置に困る。
「皆この事を―・ひて議するに」〈今昔・一〇・五〉
うわさをする。
「人々も、思ひの外なることかなと―・ふめるを」〈紅葉賀
[可能]あつかえる
[類語](1使う操る取り扱う計らう使用する操作する運転する操縦する/(2受け持つ手がける取り仕切るさば処理するこなす切り回す取りさばく処する律する担当する管掌する/(4遇する処遇する待遇するあしらう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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