投足(読み)ナゲアシ

デジタル大辞泉 「投足」の意味・読み・例文・類語

なげ‐あし【投(げ)足】

足を投げ出して座ること。また、その足。
他人行為などで迷惑を受けること。
「そいで、其の―がわたへんとこへ来たんだすかいな」〈上司兵隊の宿〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「投足」の意味・読み・例文・類語

なげ‐あし【投足】

〘名〙
① 座った人が自分の足を前方へのばすこと。足を投げ出してすわること。また、その足。
※俳諧・天満千句(1676)六「けに真練木(ねりぎ)下女もんまるる〈宗因悋気の後は投足をして〈西鬼〉」
② 他人の行為などで、迷惑がかかること。とばちり。
浄瑠璃出世握虎稚物語(1725)三「ひょっとなげ足がくるとても、件の如しが物いへば、こはい事何もない」

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普及版 字通 「投足」の読み・字形・画数・意味

【投足】とうそく

足を出す。足を動かす。唐・韓科目に応ずる時、人に与ふる書〕如(も)し力、其の窮を哀れみて之れを轉せば、蓋(けだ)し一擧手、一投足の勞のみ。

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