投銭(読み)とうせん

精選版 日本国語大辞典 「投銭」の意味・読み・例文・類語

とう‐せん【投銭】

〘名〙
① 銭を投げること。
② 銭を与えること。〔李紳‐聞里謡効古歌詩〕

なげ‐せん【投銭】

〘名〙 =なげぜに(投銭)
江戸から東京へ(1922)〈矢田挿雲〉八「大道芸人がウザウザと陣取って一厘、一厘五毛、二厘の投(ナ)げ銭(セン)露命を繋いで居た」

なげ‐ぜに【投銭】

〘名〙
① 銭打ちに用いる銭。
② 大道芸人などに、見物人が投げ与える銭。なげせん。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「投銭」の意味・読み・例文・類語

なげ‐せん【投(げ)銭】

大道芸人やこじきなどに、金銭を投げ与えること。また、その金銭。なげぜに。
[補説]近年、インターネット上で、無料コンテンツの閲覧者が、その提供者に金銭などを寄付することにもいう。→ネット投げ銭

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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