抗論(読み)こうろん

精選版 日本国語大辞典 「抗論」の意味・読み・例文・類語

こう‐ろん カウ‥【抗論】

〘名〙 自論で他に対抗すること。はりあって議論すること。
碧山日録‐長祿三年(1459)四月二八日「後来両徒抗論此義、以争理窟」 〔後漢書‐陳藩伝論〕

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デジタル大辞泉 「抗論」の意味・読み・例文・類語

こう‐ろん〔カウ‐〕【抗論】

[名](スル)対抗して自分意見を述べること。抗弁反論。「むきになって抗論する」
[類語]物申す抗議反論反駁甲論乙駁弁駁論破論駁遣り込める言い負かす言いこめるへこますあらがう逆ねじ折伏しゃくぶく

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普及版 字通 「抗論」の読み・字形・画数・意味

【抗論】こう(かう)ろん

正道によって反論する。〔後漢書、陳伝論〕桓・靈の世、陳の徒の(ごと)き、咸(み)な能く風聲を樹立し、俗に抗論す。~功へずと雖も、然れども其の信義は以て民心持するに足る。

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