抽繹・紬繹(読み)ちゅうえき

精選版 日本国語大辞典 「抽繹・紬繹」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐えき チウ‥【抽繹・紬繹】

〘名〙
① 引き出すこと。ぬき出すこと。
菅家文草(900頃)六・賦新煙催柳色「因風次第任抽繹、過雨参差且展張」
糸口をさがして、物事を明らかにすること。端緒を引き出して、そこから演繹すること。
童子問(1707)上「孟子之書、以仁義其首脳、七篇之中、無一字不此二字紬繹出来」 〔帰有光‐隆慶元年浙江程策之一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android