担担麺(読み)タンタンメン

デジタル大辞泉 「担担麺」の意味・読み・例文・類語

タンタン‐メン【担担麺】

《「天秤棒てんびんぼうで担いで売り歩いた麺」の意》中国四川料理の一。ゆでた小麦麺に、醤油・ラー油などのたれと花椒・肉そぼろなどをかけたもの。日本では、すりごまを多く用いたスープ中華蕎麦を入れたものが一般的。
[補説]日本では、中国風のものを汁無し担担麺と呼ぶことが多い。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「担担麺」の解説

タンタンメン【担担麺】

中国料理(四川料理)の一つ。日本で知られているものは、ごま風味の辛いスープにゆでた中華麺を入れ、甜麺醤(テンメンジャン)で味つけした豚ひき肉などをのせたもの。四川出身の料理人・珍建民が日本人向けにアレンジしたものが広まったとされる。元来は汁そばではなく、ラー油・花椒(中国料理で用いられるさんしょう)・芝麻醤(チーマージャン)しょうゆ・ねぎなどで作ったたれをかけ、甜麺醤で味つけした豚ひき肉などをのせ、混ぜて食べる麺料理。◇昔、天秤棒で担いで売り歩いたことからこの名があるとされる。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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