拈弄・念籠・念弄(読み)ねんろう

精選版 日本国語大辞典 「拈弄・念籠・念弄」の意味・読み・例文・類語

ねん‐ろう【拈弄・念籠・念弄】

〘名〙 禅宗で、古賢の語を解釈、批判すること。対象自分のものにして自在に扱うこと。転じて、心をこめて工夫すること。思いをこらすこと。
花鏡(1424)奥段「なほなほ上る重曲を知らんがために今の初心を忘れじとねんろうすべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android