拗ける(読み)ネジケル

デジタル大辞泉 「拗ける」の意味・読み・例文・類語

ねじ・ける〔ねぢける〕【×拗ける】

[動カ下一][文]ねぢ・く[カ下二]
ねじれゆがむ。曲がりくねる。「―・けた木の幹」
性質がひねくれる。「心の―・けた人」
[類語]曲(が)るおこいか憤る八つ当たりいじけるひねくれるすねるひがむねじくれるふくれる気色けしきばむむかつくむかっとむかむかむっとむしゃくしゃむらむらくしゃくしゃ不快不愉快不機嫌不興憮然仏頂面虫の居所が悪い風向きが悪い胸糞が悪い・けった糞が悪い・気を悪くするつむじを曲げるはらわたが煮え返る臍を曲げる・怒り付ける・怒り狂う腹立つ腹が立つ小腹が立つ向かっ腹が立つ・腹を立てる怒り心頭に発するしゃく小癪こしゃくしゃくに障る癇癪かんしゃく冠を曲げる堪忍袋の緒が切れる向かっぱらやけっぱら業腹業を煮やす逆上青筋を立てる憤懣ふんまんわなわな虫唾むしずが走る反吐へどが出る

こじ・ける【×拗ける】

[動カ下一][文]こじ・く[カ下二]近世語》「こじれる」に同じ。
「つい夜は明けて床も白けてすごすごとのお帰り。かう―・けたを味にしまひし此の跡は」〈浮・禁短気・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android