招き看板(読み)マネキカンバン

デジタル大辞泉 「招き看板」の意味・読み・例文・類語

まねき‐かんばん【招き看板】

歌舞伎劇場で、見物客を招き寄せるために出すところから》江戸で、所作事などの舞台の場面を人物を切り出しにして表したもの。また、当たりまとに大入り札をつけたもの。やぐらの下などに掲げた。釣り看板
京坂で、いおり看板のこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の招き看板の言及

【看板】より

…右の方には浄瑠璃看板があり,これには浄瑠璃の題名,演奏者名が記されている。さらに興行趣旨を記した口上看板や特殊な招き看板などがある。このほかは1階の屋根上から2階軒下へ届く大きさの絵看板が並んでいる。…

※「招き看板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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