精選版 日本国語大辞典 「拳固」の意味・読み・例文・類語
げん‐こ【拳固】
〘名〙
① にぎりこぶし。げんこつ。また、じゃんけんの石。ぐう。
※浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)二「きりばんどうにかくれない此城へ、ろんじに足をふんごんだらば、いき杖のつづかん程げんこみぢんにさいなんで」
※随筆・夏山雑談(1741)三「五の数をげんこといふ 五の数をげんこといへるは、五は阮古切なればなり」
こぶし‐がため【拳固】
〘名〙
※親元日記‐文明一三年(1481)七月二日「貴殿浦上所へはじめて御出朝犬あり。〈略〉昼以後、こぶしがため御酒まいる」
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