拳打(読み)ケンダ

デジタル大辞泉 「拳打」の意味・読み・例文・類語

けん‐だ【拳打】

[名](スル)こぶしで打つこと。
「―の傷はえやすし」〈中村訳・西国立志編

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「拳打」の意味・読み・例文・類語

こぶし‐うち【拳打】

〘名〙
① 互いに拳で打ち合って、勝負する技。拳法の類。〔十巻本和名抄(934頃)〕
小児遊戯一つ。〔随筆・嬉遊笑覧(1830)〕

けん‐だ【拳打】

〘名〙 こぶしをかためて打つこと。げんこつでなぐること。
読本忠臣水滸伝(1799‐1801)後「天川屋屠児(えとり)を拳打す」 〔南史‐斉魚復侯子響〕

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普及版 字通 「拳打」の読み・字形・画数・意味

【拳打】けんだ

拳でうつ。

字通「拳」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の拳打の言及

【拳】より

…拳戯は中国からの渡来遊戯とするのが通説で,中国では拇戦,拇陣,中指之戯などと呼ばれ,酒宴の座興として行われた。日本では拳打あるいは○○拳と呼ばれ,江戸期に長崎から京坂,そして江戸へと伝えられた。現在では,拳といえば〈じゃんけん〉を想起するのが一般的だが,その他にもさまざまな拳がある。…

※「拳打」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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